FXで勝てないときは「増やす」より「減らす」|エントリー回数の見直し方

エントリー回数を見直し、トレード記録を確認するひよこのイラスト 初心者向け

FXでなかなか勝てないと、

「もっとチャートを見ないと」
「もっといい手法を探さないと」
「もっと経験を積まないと」

と考えてしまうことがあります。

でも、ちょっと待った🐥

もしかすると、「エントリー回数が多すぎる」ことが、成績を悪くしている原因のひとつかもしれません。

今回は、「エントリーを減らすと本当に勝ちやすくなるの?」というところから考えてみます。

🐣 回数を減らせば勝率は上がる?

最初に大切なことから。

エントリー回数を減らしただけで、勝率が上がるわけではありません。

1日10回を3回にしたからといって、その3回が適当なエントリーなら意味がないす。

大切なのは、「回数を減らす」ことではなく、「質の低いエントリーを減らす」こと。

たとえば、自分のトレードを振り返ってみると、次のように分かれることがあります。

A:かなり自信がある

自分の得意な形。条件もしっかり揃っている。

B:まあまあ

悪くはないけど、ちょっと迷う。

C:なんとなく

「動きそう」「乗り遅れたくない」「さっき負けたから取り返したい」

できればA・B・Cは、結果が分かる前のエントリー時点で記録します。勝ったか負けたかではなく、そのとき条件がどの程度揃っていたかで分けてみましょう。

もし記録を続けた結果、

Aだけなら勝率が高い
↓
BやCを入れるほど成績が悪くなる

という傾向が見えたなら、Cをやめるだけでも成績が改善する可能性があります。

回数を減らしたから勝ちやすくなるのではなく、余計なトレードを捨てた結果、残ったトレードの質が上がる。

ここがポイントす🐥

🐥 利確した直後、もう一回入ってない?

これは意外とやってしまいます。

「よし、利確できた!」
↓
「まだ動いとる!」
↓
「もう一回いけそう!」
↓
エントリー
↓
さっきの利益を返す
↓
(;´д`)

利確できた直後は気分もよく、「今日は相場が分かる」という感覚になりやすいことがあります。

逆に損切りした直後には、「取り返したい」という気持ちから、次のエントリーが早くなることもあります。

だから履歴を見るときは、勝ち負けだけではなく、「前のトレードから何分後に次へ入ったか」も見てみると面白いす。

もしかすると、利確・損切り直後のトレードだけ成績が悪いという癖が見つかるかもしれません。

🕐 一日中トレードしていませんか?

もうひとつ調べてみたいのが、「何時にトレードしているか」です。

相場は一日中、同じように動いているわけではありません。

東京、欧州、ニューヨークと市場参加者が変われば、値動きの特徴も変わります。

特にゴールドでは、米国の経済指標やドル、金利などの影響を受けて、NY時間に大きく動くこともあります。

ただし、「NYなら勝てる」「東京時間はダメ」という話ではありません。

大切なのは、自分がどの時間を得意としているのかを調べること。

🐣 時間帯ごとに成績を分けてみよう

たとえば過去のトレードを、

  • 東京時間
  • 欧州序盤
  • NY序盤
  • NY後半

くらいに分けてみます。

以下は考え方を説明するための架空の例です。

時間帯 損益
東京 −5,000円
欧州序盤 +8,000円
NY序盤 −20,000円
NY後半 +30,000円

もしこれが何十回と記録しても同じ傾向になるなら、「わし、NY後半だけでええんじゃない?(;´д`)」ということも考えられます。

もちろん数回の結果だけでは分かりません。ある程度記録して初めて、自分の癖が見えてきます🐥

🐥 「時間 × エントリー理由」まで見るともっと分かる

さらに一歩進めるなら、いつ入ったかだけでなく、なぜ入ったかも記録してみます。

すると、

  • NY序盤の大きな動きに飛び乗ったときに負けやすい
  • 欧州開始直後より、少し方向が出てからのほうが得意
  • 深夜になるほど、なんとなくエントリーが増える
  • 利確直後の再エントリーで利益を返している

など、自分だけの負けパターンが見つかることがあります。

これは結構大切だと思うす。

🐣 「やる条件」だけでなく「やらない条件」を作る

トレードを勉強すると、「この形になったらエントリー」というやる条件をたくさん覚えます。

でも、なかなか勝てないときは反対に、「やらない条件」を増やしてみるのもひとつの方法です。

  • トレードする時間を決める
  • 自分の苦手な時間はやらない
  • 重要指標の前後は様子を見る
  • 利確したらいったん休憩する
  • 連敗したらその日は終了
  • 眠い、疲れているときはやらない
  • よく分からない相場は見送る

「チャンスをたくさん探す」から、「自分の得意なところだけ参加する」に変えていきます🐥

ただし、「1日3回まで」のように回数だけを決めると、「今日はまだ1回しかしていないから、あと2回できる」と、かえってエントリーを探してしまうこともあります。

回数そのものを目標にするのではなく、「条件が揃わなければ、0回でもいい」と考えておくことも大切です🐥

🐥 分かっていても、なかなか減らせない

ただ、「余計なエントリーを減らしましょう」と言われても、それができたら苦労せんす(;´д`)という話でもあります。

チャートをずっと見ていると、

「これは見送ろう」
↓
「……でも形よくない?」
↓
「ちょっとだけなら」
↓
ポチッ🐥

となることもあります。

しかも余計なエントリーでも、たまには勝ちます。すると、「やっぱり入って正解だった!」となってしまいます。

だから「我慢する」だけではなく、仕組みにしてしまうのもありす。

たとえば、利確したら10分チャートから離れる。

あるいは、入りたくなっても、まずスクリーンショットを撮って記録する。

そのあと、本当にエントリーする必要があったのか振り返ります。

📊 一度、自分のトレードを実験してみよう

おすすめなのは、一定期間だけ実験してみることです。

過去のトレード、またはこれからのトレードに、

  1. 時間
  2. エントリー理由
  3. 自信度(A・B・C)
  4. 前回のトレードからの時間
  5. 勝敗
  6. 利益・損失

を記録します。

できれば勝率だけでなく、平均利益・平均損失・最終的な損益も確認してみてください。

すると、「自分は何が得意なのか」だけではなく、「何をやめたら成績がよくなりそうなのか」が見えてくることがあります。

🐤 「何回勝ったか」だけがトレードではない

トレードをすると、どうしても、「今日は3勝した」「今日は2万円勝った」という結果に目が向きます。

でも、「今日は3回、いらないエントリーを見送れた」。これも大切な成果だと思うす🐥

エントリーしなかったからといって、何もしていないわけではありません。

相場は毎日あります。全部の値動きを取る必要もありません。

エントリー回数を減らせば勝てる、ではない。

でも、自分の得意な時間・得意な形を知って、余計なエントリーを減らすことで、成績が改善する可能性はある。

なかなか勝てないときは、「どうしたらもっとエントリーできるか」ではなく、「自分は、どのエントリーをやめればいいんだろう?」

そんな方向から一度トレード履歴を見直してみるのもいいと思うす🐥

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「分かっていても、つい入ってしまう」という方は、基礎編のポジポジ病対策もあわせてご覧ください。

※この記事は、特定の売買を推奨するものではなく、トレードを振り返るためのひとつの考え方です。手法や取引スタイルによって適切なエントリー回数は異なります。FXには損失のリスクがあります。実際の取引は、ご自身の判断で無理のない範囲で行ってください。