よーわかるローソク足奥義集

チャートパターン

赤三兵、三羽烏、明けの明星、宵の明星。ローソク足パターンは名前ではなく心理で読むことが大切です。初心者向けに、形・出る場所・相場参加者の心理を図解でわかりやすく解説します。ローソク足の奥義は、暗記ではなくチャートの裏側を見るためのヒントです。

よーわかるローソク足奥義集

赤三兵とか三羽烏とか、なんか必殺技みたいな名前のやつ

🐱猫
ひよこさん!!
三羽烏!!
明けの明星ーーー!!

🐤ひよこ
(;´д`)?
え?

🐱猫
下げ三法!!
赤三兵!!
宵の明星!!

🐤ひよこ
(;´д`)
ああ・・・
ローソク足の形のやつか・・・

🐱猫
かっこええよね!!
これ全部おぼえる!!

🐤ひよこ
それはええことだと思うよ。
がんばって。

🐱猫
もう負けんぞ!!
奥義!!
邪王下げ三法!!
剣龍破ーーー!!

🐤ひよこ
(;´д`)
だいじょうぶかな・・・


昔から相場の世界には、たくさんのチャートパターンがあります。

将棋の定跡や囲碁の型のようなもので、

「こういう形になったら、その後こうなりやすい」

という先人たちの経験則が名前になって残っています。

だから、赤三兵、三羽烏、明けの明星、宵の明星、下げ三法、上げ三法、包み線、はらみ線などの名前を覚えておくこと自体は悪いことではありません。

ただし、
「赤三兵が出たから絶対上がる」
「三羽烏が出たから絶対下がる」
というわけではありません。

相場に絶対はありません。

大切なのは、なぜその形が作られたのか?を考えることです。

そしてもうひとつ大切なのが、どこで出た形なのか?です。

同じ赤三兵でも、下落が続いたあとに出る赤三兵と、すでに大きく上がったあとに出る赤三兵では、意味が変わってきます。

同じ三羽烏でも、上昇の最後に出る三羽烏と、すでに大きく下げたあとに出る三羽烏では、見え方が変わります。

ローソク足パターンは、形だけでなく、場所と流れの中で読むことが大切です。

赤三兵とは?

赤三兵の図解

赤三兵は、陽線が3本続き、終値を少しずつ切り上げていく形です。

買う人が3本連続で勝った状態、とも言えます。

つまり、売り方が押し返せなかった。買い方が毎回押し上げに成功した。買い方が優勢だった。

という市場参加者の心理が見えています。

特に、下落が続いたあとや、安値圏で赤三兵が出ると、流れが上向きに変わるかもしれないサインとして見られます。

ただし、すでに大きく上がったあとに出た場合は、買いの勢いが強い反面、そろそろ過熱している可能性もあります。

形だけで判断せず、どこで出たかを見ることが大切です。

三羽烏とは?

三羽烏の図解

三羽烏なら逆です。

三羽烏は、陰線が3本続き、終値を少しずつ切り下げていく形です。

売りが3本連続で勝った状態、とも言えます。

つまり、買い方が押し返せなかった。売り方が毎回押し下げに成功した。買い方が逃げ始めている。

そんな心理が見えています。

特に、上昇が続いたあとや、高値圏で三羽烏が出ると、流れが下向きに変わるかもしれないサインとして見られます。

ただし、すでに大きく下げたあとに出た場合は、売りの勢いが強い反面、そろそろ売られすぎている可能性もあります。

ここでもやっぱり、大切なのは形だけではなく、どこで出たかです。

ローソク足パターンは日足が基本

ちなみに、これらのパターンは本来は日足で作られたものです。

昔の米相場や株式市場で使われていたため、本来の意味を考えるなら日足が基本になります。

ただし現在のFXでは、15分足、1時間足、4時間足などでも同じ考え方が使われています。

時間足が大きいほど、参加者が多くなりやすく、形の意味も強く見られやすくなります。

時間足が大きければ絶対に当たる、というわけではありません。
多くの人が見ている足ほど意識されやすい、くらいに考えるとよいです。

明けの明星・宵の明星と「窓」

また、明けの明星や宵の明星では、「窓」がポイントになることがあります。

窓というのは、前のローソク足と次のローソク足のあいだに、価格の空白ができることです。

株式市場では、取引時間が終わっているあいだに材料が出ることがあるため、翌日の始値が大きく離れて始まることがあります。これが窓です。

ただしFXでは、平日はほぼ連続して取引されているため、株式市場ほどはっきりした窓が出ないことも多いです。

その場合は、窓そのものよりも、大きな足のあとに小さな迷いの足が出て、次の足で反対方向へ動いたという心理の変化を見るとわかりやすいです。

明けの明星

明けの明星は、下落のあとに迷いが出て、次の陽線で買い方が反撃する形です。

「もう下げきったかも?」という心理の変化を見る転換パターンです。

明けの明星の図解

宵の明星

宵の明星は、上昇のあとに迷いが出て、次の陰線で売り方が反撃する形です。

「そろそろ上げが終わるかも?」という心理の変化を見る転換パターンです。

宵の明星の図解

継続の奥義:上げ三法・下げ三法

明けの明星や宵の明星は、流れが変わるかもしれない「転換」の形です。

一方で、上げ三法や下げ三法は、今の流れが続くかもしれない「継続」の形です。

全部が「反転サイン」ではありません。
パターンによって、見ている心理が少しずつ違います。

上げ三法

上げ三法は、上昇中にいったん小さく休んでから、もう一度上に進む継続パターンです。

買い方が一度休憩しながらも、流れを手放していない場面として見ます。

上げ三法の図解

下げ三法

下げ三法は、下降中にいったん小さく戻してから、もう一度下に進む継続パターンです。

買い戻しが入っても、売り方の勢いがまだ残っている場面として見ます。

下げ三法の図解

包み線・はらみ線

包み線やはらみ線も、形だけではなく、どこで出たかが大切です。

高値圏なのか、安値圏なのか。トレンドの途中なのか、迷いが出ている場面なのか。

場所によって、同じ形でも意味が変わります。

包み線

包み線は、前のローソク足の実体を、次の大きなローソク足が包み込む形です。

それまでの勢いを反対側が飲み込んだように見えるため、転換のきっかけとして意識されることがあります。

包み線の図解

はらみ線

はらみ線は、大きなローソク足の実体の中に、次の小さなローソク足が収まる形です。

強かった勢いが一度止まり、次にどちらへ動くのかを見極める場面として使われます。

はらみ線の図解

名前ではなく心理を見る

つまり本当に見るべきなのは、ローソク足の名前ではなく、その裏側にいる人たちの心理です。

名前を覚える
↓
形を覚える
↓
なぜそうなったか考える
↓
どこで出たかを見る
↓
人の心理を見る
ローソク足パターンは名前ではなく心理で読む

ここまでいくと、ただの暗記ではなく、相場を見る深さが一段上がります。

単体で売買を決めない

そして最後に大事なことです。

ローソク足パターンは、単体で売買を決めるものではありません。

トレンドの向き、サポートラインやレジスタンスライン、移動平均線、出来高、直近の高値や安値。

そういったものと合わせて見ることで、意味が強くなります。

奥義は、出しただけで勝てる技ではありません。
使う場所を選んではじめて強くなる技です。

🐱猫
なるほど・・・
赤三兵!!
出た!!
即買い!!
じゃダメってことか!!

🐤ひよこ
そういうこと。
どこで出たのか、今の流れはどうなのか、他の根拠はあるのか。
そこまで見るのが大事だね。

🐱猫
奥義にも・・・
間合いがあるんやな・・・

🐤ひよこ
急にちゃんとしたこと言った。

🐱猫
よし!!
まずは形を覚えて!!
次に心理を読む!!
そして最後に!!
奥義!!
確認してからエントリー剣!!

🐤ひよこ
(;´д`)
名前はともかく、考え方はだいぶ良くなったね。


チャート界の必殺技たち

それでは最後に、チャート界の必殺技たちをまとめて見ていきましょう。

一覧図なので、スマホではタップして拡大して見ると読みやすいです。

ローソク足 必殺チャートパターン図鑑
奥義は、形ではなく心理を読むこと!